大人になってから友だちをつくる方法を探しているなら、まず一つの誤った考えを手放しましょう──ほかの人は自然にできていて、自分には何かが足りない、という考えです。それは誤りで、研究もそれをはっきり示しています。大人の友情はカリスマ性の問題ではありません。方法の問題であり、方法は学べます。
なぜ大人になると友だちづくりは難しいのか
10代のころは、何も計画しなくても、同じ場所で毎日同じ人に会っていました。研究者はこれを「近接性(プロピンキティ)」と呼びます。単純な近さがくり返されるだけで、絆は生まれるのです。学校や大学は、その近さを無料で与えてくれました。
やがて大人の生活が訪れ、それらの条件を一つひとつ取り壊しました──引っ越し、ばらばらの予定、夜を奪う仕事、子どもができて姿を消した友人。その結果、孤独を感じているのはあなただけではありません。むしろまったく逆です(孤独の数字はこちらで見ています)。あなたのせいではなく、時代のせいです。
うれしい知らせ:友情は「時間」の問題
カンザス大学の研究者ジェフリー・ホールは、それを数字にしました。知り合いを気軽な友人に変えるには、共に過ごす時間が約50時間、親しい友人には約200時間かかります。言いかえれば、友情は一部の人だけの贈り物ではなく「距離」なのです。そして距離は測れ、一時間ずつ越えていけます。
この視点の転換は、心を軽くしてくれます。別の誰かになる必要はありません。正しい人と、正しいやり方で、時間を積み重ねればいいのです。これからまさにそれを、以下で組み立てていきます。
4ステップの方法
1. ゼロから始める前に、自分の景色を見る
孤独な人のほとんどは、何もないところから始めると思い込んでいます。それはほぼ例外なく誤りです。あなたの周りには、おそらく「見知った顔」(感じのいい同僚、ご近所さん、教室で一緒の人)や「眠っている」友情(けんかもなく、ただ会わなくなっただけの好きだった人たち)がいます。彼らは他人ではありません。距離はすでに半分越えています。眠った絆をよみがえらせるのは、一からつくるよりはるかに少ないエネルギーで済みます。
2. くり返しが起こる「フィールド」を選ぶ
より多くの人に会おうとするのをやめ、正しい種類の場所を探し始めましょう。友情では、規模より頻度が勝ちます。毎週会う小さな教室は、知らない人だらけの巨大なパーティに百倍まさります。決まってくり返される場所、安定したグループ、そして自然に話題が生まれる活動を狙いましょう(人と出会う場所はこちら)。
3. 演技にせず、話しかける
絆は見事な会話で生まれるのではなく、小さなやりとりで生まれます。いま二人が一緒に体験していること(場所、その瞬間、活動)についての、ありふれた一言で十分です。どこかへ導く必要はなく、ただ言葉を交わせたらそれでいい。その考えで体がこわばるなら、それは普通のことで、思うよりずっと簡単です(内気な人が友だちをつくる方法をご覧ください)。
4. 誘い、そして定期的な集まりをつくる
これは多くの人が踏み出せない一歩で、まさにそれが友情を生みます。よい誘いは、具体的で(活動と時間)、プレッシャーが少なく(逃げ道を残す)、すでにしていることに根ざしています(「すぐそこにカフェがあるけど、来ない?」)。そして会うようになったら、長続きの秘訣はひと言──規則性です。くり返される集まり(隔週火曜のコーヒー)は、年に一度の素晴らしい夜よりずっと重みがあります。
友だちをつくるのにどれくらいかかる?
平均すると、気軽な友人で約50時間、親しい友人で約200時間を、数か月かけて見込みます。多く聞こえますが、見方を変えましょう。週に一度、一時間の集まりだけで、年に50時間を超えます。規則性があなたの代わりに働いてくれます。どのみちこの時間は過ごすのです。唯一の問いは、それが誰に近づけてくれるか、です。
今週、どこから始めるか
- すでに周りにいる3人を書き出す。よく見かける見知った顔を1人、よみがえらせたい眠った友情を2人。
- 近くの決まってくり返されるフィールドを一つ選び、本当に申し込む(「そのうち」ではなく)。
- 今日、誰でもいいので、賭けのない小さなやりとりを一つする。成功は「話せたこと」。
一度に一歩で十分です。すべてを一気にやる必要はありません。始めればいいのです。